伊勢神宮の始まりBlog
伊勢に来たら必ず行っておきたいスポットと言えば伊勢神宮です。
今回は、伊勢神宮の始まりをご紹介します。 伊勢神宮とは、正式名称を「神宮」と言い、伊勢市とその周辺に鎮座する別宮(わけみや)や摂社(せっしゃ)など125社の宮社(宮社)の総称のことを言います。
中心には、皇室のご先祖様である「天照大神(あまてらすおおみかみ)」をお祀りする為の内宮(ないくう)と「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」をお祀りする外宮(げくう)とで構成されています。
天照大神は、太陽神であり、天岩戸(あまのいわと)へ隠れた際世界が暗闇に包まれたなどの神話が残されています。
はじめ天照大神は、皇居に祀られていましたが、第10代崇神天皇(すじんてんのう)の時代に疫病が流行った事をきっかけに、疫病を鎮めるため皇居外の笠縫邑(かさぬいむら)に祀られました。
更に理想的な鎮座地を探し、90年程かけ近江、美濃、尾張を経て、第11代垂仁天皇(すいにんてんのう)の皇女である倭姫命(やまとひめのみこと)が伊勢国に辿り着いたとされています。
伊勢国にある五十鈴川上流で、天照大神の言葉を聞いた倭姫命は、その地で「磯宮(いそのみや)」社を建てたことが始まりです。
一方外宮で祀られている「豊受大御神」は食物や穀物を司る女神です。
豊受大御神が祀られたのは、天照大神が祀られ始めてから500年も後の事となります。
第21代雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)の時代になり、その初めは、雄略天皇の夢の中に天照大神が現れ、 「丹波の国(たんばのくに)の豊受大御神を御饌都神(みけつがみ)として近くに呼ぶように」 とお告げがあったことがきっかけです。
こうして、豊受大御神は、丹波国から内宮の近くである山田の原に遷座し、外宮が建てられました。
こうして1000年以上前に伊勢神宮が出来上がったのですが、お伊勢参りがされるようになったのは、400年ほど前からで、神宮の歴史と比べると最近と言えそうです。
歴史の重みを現代まで引き継いでいる伊勢神宮へは、ぜひ観光タクシーをご利用ください。