松阪観光Matsusaka
松阪商人の館
江戸で紙や木綿を手びろく商いしていた豪商、小津清左衛門の邸宅。格子と矢来のある質素な外観からすると意外なほど広い屋敷内には、二つの土蔵も残り「江戸店持伊勢商人」の暮らしぶりが偲ばれる。
建造物は県指定有形文化財。
三井家発祥地
本町通りの白い壁に囲まれたこの地は、のちに越後屋、三越と発展をとげた三井創業の祖三井高利ゆかりの場所。
ここには高利の産湯に使ったという伝承が残る井戸や発祥の地の記念碑が建っています。
和田金
伊勢志摩国立公園の玄関口、松阪に位置し明治初期創業の古いのれんのもと、名実ともに世界に誇る日本の味“和田金の牛肉”の名声を維持するため努力致しております。
広大な自家牧場には、常時2千数百頭あまりの雌牛を飼育し、和田金独特の方法により、丹念に特別肥育致しております。
松阪もめん手織りセンター
昔の越後屋(三井家の店舗)跡にあるこのセンターは、松阪木綿を広く普及させようという目的で作られました。
中では7台の機織り機が軽やかな音色を響かせています。
また希望者は「一日織姫」などのコースで木綿を織ることができます。
松阪城跡
1588年(天正16年)、蒲生氏郷によって築かれたお城。かつては三層の天守閣や兵部屋敷などがありましたが、現在は桜、藤、銀杏が美しく、公園として市民の憩いの場所となっています。
日本100名城、日本の歴史公園百選に選定されています。
御城番屋敷
40石取りの紀州藩士20人とその家族が住んだ組屋敷で、文久3年(1863)に建築された。
主屋2棟・前庭・畑・南竜神社・土蔵よりなり、周囲に槇垣が巡る。
この内主屋2棟は重要文化財、土蔵は県指定文化財(建造物)で、 屋敷は今も子孫の方が維持管理し、整然と住まわれています。
本居宣長記念館
財団法人鈴屋遺蹟保存会が運営管理する登録博物館。
江戸時代の国学者・本居宣長の旧宅「鈴屋」を管理して公開し、展示室では『古事記伝』などの自筆稿本類や遺品、自画像などを公開しています。
また関連資料の収集や、宣長に関する調査や研究も行っています。
本居宣長奥墓
宣長は、松阪の町、遠くは三河や富士の頂きまでも望めたという山室山を愛し、自らの墓場と決め、遺言を残しています。
遺言通りに造られた墓の碑文は、宣長の自筆。また背後には、好きだった山桜が植えられています。
本居宣長旧宅、鈴屋
本居宣長旧宅は、宣長12歳から72歳で没するまで60年間にわたって暮らした家です。
建物は元禄4年(1691)に松阪職人町に建てられました。その後、魚町に移築されました。
明治42年、保存のために松阪城跡の現在地に移築され、宣長当時の姿に復元し、公開しています。この建物の二階の書斎を「鈴屋」と呼びます。
小津安二郎青春館
大正ロマンを基調とした外観は当時の映画館を再現。
内部は町屋の屋根組みなど懐かしい雰囲気をかもし出す。
松阪と監督の関係を日記をもとにビデオ化し、放映しています。金・土・日・月・祝開館。
多気郡明和町斎宮(斎宮跡)について
斎宮歴史博物館
斎宮は「いつきのみや」とも呼ばれ、斎王の宮殿と斎宮寮(さいくうりょう)という役所のあったところです。
斎王は、天皇に代わって伊勢神宮に仕えるため、天皇の代替りごとに皇族女性の中から選ばれて、都から伊勢に派遣されました。
斎宮歴史博物館は、昭和45年(1970)以来継続的に進められている発掘調査や研究の成果に基づき、斎宮の歴史を紹介しています。
いつきのみや体験館
体験には、十二単(じゅうにひとえ)や直衣(のうし)の試着体験を毎日おこなっているほか、天皇や斎王の乗り物であった葱華輦(そうかれん)に乗ってみたり、盤双六(ばんすごろく)や貝覆い(かいおおい)などの古代の遊びに挑戦することができます。
また、講座体験では、桃の節供や七草粥づくりなど平安時代年中行事の復元体験や、機織りや草木染め、火起こしなど古代の技術・文化が体験できます。